ポジティブおばけ
王様はポジティブです
気づいた時にはもうポジティブおばけでした
小学校の卒業文集のタイトルは
『県ナンバーワンのぼく』
2学期のある日
校内で禁止されてる鬼ごっこをして
顧問にめちゃくちゃ怒られたことがありました
王様を含むバスケ部1年3人は
チームメイトの前で顧問から
『鬼ごっこしてるやつ このチームに必要か?』
とまで言われました
散々色んなことを注意されてきた中で
トドメの鬼ごっこ
小学生かよ!
ため息です
私はチームメイトのお母さんからこの話を聞きました
そして同じ日に情報収集力に長けてるマッシュくんも
ミニバスのチームメイトから入手していました
2人の話を総合すると王様が問題だったのは間違いないようです
帰宅してきた王様に詳しく説明するように言いました
バスケ部顧問は 身長もすごく高くて 威圧感があり
生活態度や校則に 非常に厳しく 王様が人生で初めて恐れた人物です
私は王様にも怖いものがあって良かったと
思っていました
物凄く怒られたであろうに
淡々と説明する王様
ひとつ聞くけど 先生のこと もしかしてもう怖くないの?
『ママ こんなとことでいちいち心折れてたら ダメだと思うんだよね』
え?
『ぼく 今 メンタル強化 頑張ってます バスケに必要なのは 強いメンタルですよ』
あぁ この子はうわてだった
怒る気持ちも失せます
あぁもう怖くないんだ
早すぎやしないか?
もう少し 怖がっておいて欲しかった
それからは 先生に怒られたと思うような内容も
『怒られてはない』
と言うのです
なんなら
『褒められた』
と言うのです
顧問が
『お前の~はいいけど、〜はダメだ』
と言った場合
いいと言った内容しか 王様の記憶には留まらないようです
それ注意を受けたんだよって教えても
「ママ 大丈夫 先生は僕の良さをちゃんと分かってる」
となります
王様はこのポジティブで
幸せに生きていけると確信しています
ポジティブ万歳